大学図書館等において収集・蓄積された西洋社会科学古典資料の整理・運用および調査研究にあたっては、これに関する高度な知識が要求されます。
 当センターは、こうした要請に応えることを目的として、図書館職員や西洋社会科学の研究者等を対象に、西洋書誌学、西洋古典資料の保存・管理、西洋社会科学古典研究を中心とする講習会を4年ぶりに開催します。

開催要項

  • 日  時  2023年11月13日(月)~ 15日(水)
  • 会  場  一橋大学(東京都国立市中2-1) アクセス
  • 受講対象者 原則として、西洋社会科学古典資料の整理又は調査研究に従事している図書館・博物館・資料館・大学・その他教育研究機関の教職員(非常勤・契約・派遣・指定管理者等を含む)、学生、古書店関係者など
  • 募集人数  20名程度(2021・2022年の西洋社会科学古典資料セミナーを受講した方も、本講習会を受講できます)
  • 受講料   6,000円(振込手数料は振込者負担)
  • 申込方法  各機関において取りまとめの上、申込フォームから必要事項を入力し、登録してください。
  • 申込期限  2023年9月25日(月)10:00
  • 受講者の決定 10月上旬に各機関宛(個人申込みの場合は当人宛)に通知します。なお、応募者多数の場合は当センターで選考します。
  • 修了証書  全課程を修了した者に授与します。
  • プログラム(予定)

お問合せ先 一橋大学社会科学古典資料センター
      TEL 042-580-8248  FAX 042-580-8250
      E-MAIL chssl[アット]ad.hit-u.ac.jp ※[アット]は@に変更してください。

 森宜人 経済学研究科教授・社会科学古典資料センター教授の著書『失業を埋めもどす : ドイツ社会都市・社会国家の模索』(名古屋大学出版会, 2022)が、2022年度日本ドイツ学会奨励賞を受賞しました。

 同賞は、ドイツ語圏に関する将来性に富む優れた研究業績を顕彰し、ドイツ語圏に関する学際的学術研究の発展に資することを目的として、日本ドイツ学会が設けたものです。

 受賞著書は、繰り返し大量失業に悩まされたドイツにおいて、都市が国家に先駆けてセーフティネット構築をはかる姿を初めて解明し、慈善団体や国家との対抗/連携の過程も鮮やかに捉えて、労働をめぐるモダニティの大転換を、現代も視野に描き出したものです。現代の社会問題を考えるうえでもきわめてアクチュアルであり、また個人のアイデンティティにも大きな影響を与える「失業」という問題を、未公刊、公刊史料を駆使して重厚かつ堅牢に論じられた点が高く評価され、同賞に選出されました。

関連ページ

メンテナンスのため、以下の日程でウェブサイトを一時休止いたします。
不測の事態が発生した場合には休止期間を延長します。
ご不便をおかけいたしますが、ご理解・ご協力をお願いいたします。

日時休止するサイト
6月20日(火)13:00~18:00社会科学古典資料センターウェブサイト
利用予約フォーム

一橋大学社会科学古典資料センター年報 No.44(2024年4月刊行予定)に掲載する論文を募集します。投稿希望者は投稿規定をご確認の上、以下の期限までにご提出ください。

  • 国公私立大学その他研究機関に属する教職員、もしくはそれに準ずる方 … 10月末日
  • 大学院博士後期課程在学者、それに準ずる修士課程修了者、および査読を希望する方 … 9月末日

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5月29日(月)15:00~17:00利用予約フォーム

4月3日(月)からの社会科学古典資料センターの利用について、以下のとおりとします。
なお、新型コロナウィルス感染症の流行状況等により、予告なくサービスが変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

来館時の注意

  • 発熱、咳、倦怠感等、体調不良の方は、来館をご遠慮ください。
  • 閲覧室入室前に、ロビーの洗面台で、必ず石鹸を使って手を洗ってください。
  • センターは温湿度管理および防虫の観点から、窓やドアを開放しての換気ができません。職員対応時には、できるだけマスクの着用をお願いします。

資料の閲覧・複製

  • 本学在籍者、および、所属機関または本学教員の紹介状をお持ちの方が、利用できます。
  • 資料の利用は事前申込制です。利用希望日の7開館日前までに申込フォームから申し込んでください。
  • 利用時間は、当面の間、9:15~12:00、13:00~16:45 です。
  • ご利用は原則として1日1名とします。利用希望日が他の利用者と重なった場合は、調整を依頼することがあります。
  • 利用方法の詳細は利用案内をご覧ください。

授業での利用

  • 1グループ概ね10人以内、1コマ(105分)以内でのご利用を受け付けます。
  • 3密の回避が困難な場合は、できるだけマスクの着用をお願いします。

見学

  • センターが資料を収集する分野の研究者、図書館(類縁機関を含む)および資料保存修復関係者の見学を再開します。
  • 人数は概ね5人以内でお願いします。

更新履歴

一橋大学社会科学古典資料センター年報 No.43を発行し、機関リポジトリHERMES-IRで公開しました。(PDF版のみの発行です。冊子体の出版はありません。)

一橋大学社会科学古典資料センター年報 No.43(2023年3月)
《目次》
鈴木良和「エラスムスと理想の君主」
高橋駿仁「神なき時代の人間主義 ―フォントネルにおける科学と人間―」
極山大樹「レオン・デュギと「統制の組織化」」
森 宜人「「改造」の時代と福田徳三 ―『経済危機と経済恢復』を中心に―」
髙野 彰「西洋古典籍書誌の基礎知識」
東風谷太一「社会科学古典資料センター助教着任のご挨拶」
2022年センター報告・日誌


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不測の事態が発生した場合には休止期間を延長します。
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日時休止するサイト
12月12日(月)18:00~23:00社会科学古典資料センターウェブサイト
利用予約フォーム

 北海道地区西洋古典資料保存講習会への講師派遣のため、12月14日(水)~16日(金)は休館します。
 利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

symposium 20221203 poster

 日本国内の大学図書館などには数多くの西洋古典籍が所蔵されています。それらを有効活用することで、実りある研究を進める余地がまだまだあります。
 このシンポジウムでは、早稲田大学が所蔵するコルヴェア文庫(15世紀から19世紀に及ぶ、政治、経済、哲学に関わるフランス語の古書籍や掲示物など約1万点からなる大型コレクション)に収録された貴重書を中心としつつ(必要に応じて他の図書館等に所蔵されている貴重書を組み合わせながら)、国内に所蔵されている貴重書の有効活用に向けた研究事例を紹介します。
 参加者の皆様の今後の研究、実務のご参考になれば幸いです。

ミニ・シンポジウム「国内所蔵の西洋古典籍をいかに活かすか ―早稲田大学図書館所蔵コルヴェア文庫所収の貴重書を中心にー」

開催日時: 2022(令和4)年12月3日(土)
      13:30-16:20(13:15 接続開始)
開催方法: ウェブ会議システムによるライブ配信および参加申込者に限定したアーカイブ配信
参加申込: 申込フォームから登録してください
参加定員: 定員なし
申込期限: 2022年11月28日(月)

プログラム:
13:30-13:40 趣旨説明
13:40-14:15 「文庫とその周辺 Corvaia, Gerits, Bernstein」
        福島 知己(帝京大学経済学部准教授)
14:15-14:50 「旧体制下フランスの非正規本:リヨンで印刷されたエルヴェシウスの作品の場合」
        坂倉 裕治(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
14:50-15:05 休憩
15:05-15:40 「コルヴェア文庫における1649年」
        雪嶋 宏一 (早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
15:40-16:20 総括討論
司会 / 小関 武史(一橋大学大学院言語社会研究科教授)

主催:啓蒙の言説圏と浮動する知の境界:貴重書・手稿・デジタル資料を総合した18世紀研究」(科研費基盤研究B)研究グループ
共催: 一橋大学社会科学古典資料センター
後援: 日本18世紀学会
協力: 早稲田大学図書館

お問合せ
一橋大学社会科学古典資料センター
MAIL: chsslアットad.hit-u.ac.jp TEL: 042-580-8248
※[アット]は@に変更してください。