森宜人教授が日本ドイツ学会奨励賞を受賞しました

 森宜人 経済学研究科教授・社会科学古典資料センター教授の著書『失業を埋めもどす : ドイツ社会都市・社会国家の模索』(名古屋大学出版会, 2022)が、2022年度日本ドイツ学会奨励賞を受賞しました。

 同賞は、ドイツ語圏に関する将来性に富む優れた研究業績を顕彰し、ドイツ語圏に関する学際的学術研究の発展に資することを目的として、日本ドイツ学会が設けたものです。

 受賞著書は、繰り返し大量失業に悩まされたドイツにおいて、都市が国家に先駆けてセーフティネット構築をはかる姿を初めて解明し、慈善団体や国家との対抗/連携の過程も鮮やかに捉えて、労働をめぐるモダニティの大転換を、現代も視野に描き出したものです。現代の社会問題を考えるうえでもきわめてアクチュアルであり、また個人のアイデンティティにも大きな影響を与える「失業」という問題を、未公刊、公刊史料を駆使して重厚かつ堅牢に論じられた点が高く評価され、同賞に選出されました。

関連ページ