講演会
センター主催の講演会・シンポジウム・ワークショップ・パネルディスカッション等を、年数回開催しています。古典研究、学史研究、資料保存などをテーマとしています。
最新情報
ミニ・シンポジウム「国内所蔵の西洋古典籍をいかに活かすか ―早稲田大学図書館所蔵コルヴェア文庫所収の貴重書を中心に―」(共催)
日本国内の大学図書館などには数多くの西洋古典籍が所蔵されています。それらを有効活用することで、実りある研究を進める余地がまだまだあります。
このシンポジウムでは、早稲田大学が所蔵するコルヴェア文庫(15世紀から19世紀に及ぶ、政治、経済、哲学に関わるフランス語の古書籍や掲示物など約1万点からなる大型コレクション)に収録された貴重書を中心としつつ(必要に応じて他の図書館等に所蔵されている貴重書を組み合わせながら)、国内に所蔵されている貴重書の有効活用に向けた研究事例を紹介します。
参加者の皆様の今後の研究、実務のご参考になれば幸いです。
開催日時: 2022(令和4)年12月3日(土)
13:30-16:20(13:15 接続開始)
開催方法: ウェブ会議システムによるライブ配信および参加申込者に限定したアーカイブ配信
参加申込:
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参加定員: 定員なし
申込期限: 2022年11月28日(月)
プログラム:
13:30-13:40 趣旨説明
13:40-14:15 「文庫とその周辺 Corvaia, Gerits, Bernstein」
福島 知己(帝京大学経済学部准教授)
14:15-14:50 「旧体制下フランスの非正規本:リヨンで印刷されたエルヴェシウスの作品の場合」
坂倉 裕治(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
14:50-15:05 休憩
15:05-15:40 「コルヴェア文庫における1649年」
雪嶋 宏一(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
15:40-16:20 総括討論
司会 / 小関 武史(一橋大学大学院言語社会研究科教授)
主催:「啓蒙の言説圏と浮動する知の境界:貴重書・手稿・デジタル資料を総合した18世紀研究」(科研費基盤研究B)研究グループ
共催: 一橋大学社会科学古典資料センター
後援: 日本18世紀学会
協力:
早稲田大学図書館
過去のシンポジウム・ワークショップ
ミニ・シンポジウム「西洋古典籍を巡る書誌と資料研究法の現在 ―『水田文庫貴重書目録補遺 ; 水田珠枝文庫貴重書所収』を中心に」(共催)
令和4(2022)年1月22日(土) Zoomミーティング(ライブ配信)
司会 : 隠岐 さや香(名古屋大学大学院経済学研究科教授)
「『水田文庫貴重書目録補遺;水田珠枝文庫貴重書所収』編集後記」
松波 京子(名古屋大学大学院 経済学研究科招へい教員)
「西洋古典籍と大学図書館 ―名古屋大学での体験から書誌を中心に―」
中井 えり子(元名古屋大学経済学研究科研究員)
「折記号が示す洋古書の姿」
髙野 彰(元跡見学園女子大学教授)
全体討論
科研費基盤研究Bシンポジウム (協賛)
「書物の記述・世界の記述 ― 書誌が描く18世紀啓蒙の世界」
令和元(2019)年12月20日(金) 一橋大学佐野書院
モデレーター : 福島 知己(帝京大学経済学部)
「旧体制下フランスにおける地下出版 ― リヨンの印刷業者ブリュイゼによる海賊版『エミール』(1762年)の舞台裏」
坂倉 裕治(早稲田大学教育・総合科学学術院)
「書誌学と思想史研究をつなぐ ―書誌から読み解く『百科全書』―」
小関 武史(一橋大学大学院法学研究科)
「西洋古典籍の書誌学的研究成果と図書館総合目録への反映 ―現状と課題について―」
松波 京子(名古屋大学附属図書館研究開発室)
全体討論
一橋大学社会科学古典資料センター創立40周年記念/平成30年度文化的・学術的資料の保存 国際シンポジウム「西洋貴重書を守る、活かす」
平成30年12月7日(金) 一橋大学佐野書院
特別講演「アダム・スミス文庫にわけ入って」 水田 洋(日本学士院会員,名古屋大学名誉教授)
「水田文庫を特徴づける資料群」 中井 えり子(元名古屋大学附属図書館)
基調講演「Acquisition, Collaboration, Teaching:The Role of the Beinecke Library in Driving Research」
Raymond Clemens(Yale 大学 Beinecke Rare Book & Manuscript Library)
パネルディスカッション「教育学習に古典資料を活かす」
馬場 幸栄(一橋大学社会科学古典資料センター)
倉持 隆(慶應義塾大学三田メディアセンター)
田中 麻巳(立正大学古書資料館)
平成29年度文化的・学術的資料の保存シンポジウム「本の分析学② 本の革」
平成29年12月22日(金) 一橋大学兼松講堂
講演「革のできるまでと特性」 宝山 大喜(東京都立皮革技術センター)
講演「本の革の魅力と悩み」 岡本 幸治(製本家・書籍修復家)
討論・質疑応答 宝山 大喜、岡本 幸治、吉村 圭司(東京都立皮革技術センター)
平成28年度文化的・学術的資料の保存シンポジウム「書物の構成要素としての紙について ~ 本の分析学」
平成29年2月15日(水)一橋大学 如水会百周年記念インテリジェントホール
講演「洋書の紙質と本の寿命について」吉川 也志保(一橋大学言語社会研究科特別研究員)
講演「洋紙の原材料を観察する」宍倉 佐敏(女子美術大学特別招聘教授)
講演「『モノ』が持つ情報とその保全 ~科学・技術の限界~」加藤 雅人(東京文化財研究所文化遺産国際センター国際情報研究室長)
国際ワークショップ「Rare Materials, digitization, and the role of curators(貴重資料・デジタル化・キュレータの役割)」
平成28年2月12日(金)一橋大学附属図書館会議室
「The element they lived in: special collections, scholarship, and scale」(オクスフォード大学ボドリアン図書館 Pip Willcox)
「一橋大学社会科学古典資料センターにおける西洋古典資料の保存と修復:これまでと今後の展望」(一橋大学社会科学古典資料センター専門助手・床井 啓太郎)
ワークショップ「貴重資料の電子化アーカイブとその公開・利用・外部連携:Digital Humanitiesの新局面」
平成26年8月26日(火)一橋大学社会科学古典資料センター閲覧コーナー
「一橋大学機関リポジトリ概要説明 貴重資料の電子データのアーカイブと外部システムとの連携機能について」(一橋大学学術・図書部学術情報課電子情報係員・藤村 ゆか)
「一橋大学社会科学古典資料センターによる電子化公開」(一橋大学社会科学古典資料センター専門助手・福島 知己)
「tranScriptorium and Transcribe Bentham : How to Succeed with Scholarly Crowdsourcing」(University College London, Philip Schofield 教授、Tim Causer 博士、Kris Grint 博士)
パネルディスカッション「1755年11月1日、リスボン地震 ― その思想史的意味」
平成25年10月26日(土)一橋大学附属図書館時計台棟コモンズ
佐々木 能章(東京女子大学教授)、川出 良枝(東京大学大学院教授)、加藤 泰史(一橋大学大学院教授)、渡名喜 庸哲(東洋大学国際哲学研究センター研究助手)
司会/山﨑 耕一(一橋大学社会科学古典資料センター教授)
国際シンポジウム「カール・メンガーと自由主義の歴史的諸相」
場所:佐野書院
第1日 2004年12月18日(土)
基調講演:池田 幸弘(慶應義塾大学)「メンガー手沢本に見られる書き込みについて」
(On Handwritten Notes of Menger in His Grundsätze der Volkswirtschaftslehre)
セッション1:「オーストリア学派の基礎(Foundation of the Austrian School)
セッション2:「経済学と知識(Economics and Knowledge)」
第2日 2004年12月19日(日)
セッション3:「戦間期のオーストリア学派(Austrian School in the Inter-War Period)」
セッション4:「ヴェーバーとオーストリア学派 (Weber and Austrian School)」
ラウンドテーブル:「メンガーと現代自由主義 (Menger and Modern Liberalism)」
山﨑 耕一「国際シンポジウム「カール・メンガーと自由主義の歴史的諸相」開催報告」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 25 2005年3月(771KB)
過去の講演会
第23回 クリスチャン・ジュオー「マザリナードと雑報 1652年、パリに流通した反ユダヤ文書群」
2009年9月23日(火)佐野書院
第22回 ジルベール・ファッカレロ「テュルゴ、コンドルセ、レドレル ― 公共経済学の創出」
2008年9月29日(火)佐野書院
ジルベール・ファッカレロ(福島 知己訳)「テュルゴ, コンドルセ, レドレル : 公共経済学の基礎」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 29 2009年3月
第21回 ハンスヨルグ・クラウジンガー「Editing Hayek’s writing on business cycle」
2008年2月12日(火)附属図書館・会議室
第20回 ジャン=クレマン・マルタン「フランス革命研究の現状」
2005年6月22日(水)佐野書院
第19回 津田 内匠「グルネの『レッセ・フェール、レッセ・パッセ』(自由放任)―その呼びかけ250年の記念によせて―」
2003年11月29日(土)本館・特別応接室
第18回 ティモシー・タケット「いかにしてフランス革命はラディカルになったか?」
2003年5月2日(金)佐野書院
ティモシー・タケット(山﨑 耕一訳)「いかにしてフランス革命はラディカルになったのか?」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 24 2004年3月
第17回 大野 一道「ラマルチーヌ『ジロンド派の歴史』執筆前後」、立川 孝一「ミシュレの書簡集 ― 歴史哲学への道」
2003年3月20日(木)附属図書館・会議室
大野 一道「ラマルチーヌ『ジロンド派の歴史』執筆のころ(1843-47)―その書簡を中心に―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 24 2004年3月
立川 孝一「史料としての書簡集 ―青年ミシュレにおける歴史と哲学(1820-1827)―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 24 2004年3月
第16回 栗田 啓子「公共事業と経済学 ―フランスの土木エンジニアは古典をどう読んだのか?―」
2002年1月12日(土)附属図書館 会議室
栗田 啓子「公共事業と経済学 ―フランスの土木エンジニアは古典をどう読んだか―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 23 2003年3月
第15回 ジャン=イヴ・グルニエ「啓蒙思想の社会史」
2001年2月9日(金)佐野書院
ジャン=イヴ・グルニエ(Jean-Yves GRENIER)(山崎 耕一訳)「18世紀の政治社会史:世論の誕生(講演会要旨)」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 21 2001年3月
第14回 安澤 秀一「情報保管サービス基地としての特性と共通性 アーカイヴズ・ライブラリィ・ミュージアムにおける目録記述要素メタデータの比較検討」
2000年10月27日(金)職員集会所 大広間
安澤 秀一「情報資源保管サービス基地としてのアーカイヴズ・ライブラリィ・ミュージアム:目録記述要素の特性比較(講演会要旨)」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 21 2001年3月
第13回 中山 智香子「K.メンガーと経済思想 ―ウィーンのプロジェクト「オーストリア学派の経済学とウィーン学団」に参加して―」
2000年7月11日(火)本館 特別応接室
中山 智香子「Karl Mengerの思想に関するノート ―オーストリア学派とウィーン学団のはざまで―(講演会要旨)」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 21 2001年3月
第12回 八木 紀一郎「経済学史における進化的視点:アダム・スミスからシュンペーターまで」
2000年1月21日(金)佐野書院
八木 紀一郎「経済学史における進化的視点:アダム・スミスからシュンペーターまで(講演会要旨) 」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 20 2000年3月
第11回(第1回資料保存研究会)岡本 幸治「書籍以外の紙資料または書籍の形をした非書籍紙資料の保存について」
1999年9月27日(月)職員集会所 大広間
増田 勝彦・岡本 幸治・石井 健「西洋古典資料の組織的保存のために ―第1回西洋古典資料保存講習会から―」、『一橋大学社会科学古典資料センターStudy Series』No. 47 2001年3月
岡本 幸治「保存情報としての製本構造(1)―西洋古典資料の保存のために―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 20 2000年3月
岡本 幸治「保存情報としての製本構造(2)―西洋古典資料の保存のために―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 21 2001年3月
岡本 幸治「保存情報としての製本構造(3)―西洋古典資料の保存のために―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 23 2003年3月
岡本 幸治「保存情報としての製本構造(4)―西洋古典資料の保存のために―」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 24 2004年3月
第10回 水田 洋「私のアダム・スミス研究」
1999年5月28日(金)佐野書院
水田 洋「私のアダム・スミス研究(講演会要旨)」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 20 2000年3月
第9回 根岸 隆「誤解された大経済学者たち」
1998年12月18日(金)本館・特別応接室
根岸 隆「誤解された大経済学者たち(要旨)」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 19 1999年3月
第8回 マルサス『人口論』出版二百周年記念講演 橋本 比登志「マルサス『人口論』について」
1998年7月23日(木)本館・特別応接室
橋本 比登志「マルサス『人口論』初版二百年を記念して」、『一橋大学社会科学古典資料センター年報』No. 19 1999年3月
第7回 田中 正司「アダム・スミス研究の現在」
1997年11月27日(木)本館・特別応接室
第6回 ケインズ没後50周年記念講演 浅野 栄一「ケインズの思想・理論・政策 ―その全体像と現代的意義―」
1996年7月1日(月)国立本館・特別応接室
第5回 半沢 孝麿「ヨーロッパ保守主義の三つの型」
1994年11月12日(土)国立本館・特別応接室
第4回 有江 大介「功利主義の現代的意義 ―ロンドン大学の学会に出席して―」
1993年12月18日(土)国立本館・特別応接室
第3回 小泉 仰「J. S. ミルと西周」
1993年5月31日(月)国立本館・特別応接室
第2回 山下 重一「明治期における功利主義」
1993年3月24日(水)国立本校・職員集会所大広間
第1回 伊東 光晴「激動期の経済学者たち ―ケインズとその周辺の人たち―」
1992年12月18日(金)国立本館・26番教室