貴重書コレクション

ヘーゲル『法の哲学』

Grundlinien der Philosophie des Rechts
(Gierke A.33)

出版事項

Grundlinien der Philosophie des Rechts / von Georg Wilhelm Friedrich Hegel
(Naturrecht und Staatswissenschaft im Grundrisse / zum Gebrauch für seine Vorlesungen von Georg Wilhelm Friedrich Hegel)
出版者 Berlin : In der Nicolaischen Buchhandlung
出版年 1821
形 態 xxvi, 355 p. ; 21 cm
著者標目 *Hegel, Georg Wilhelm Friedrich, 1770-1831
本文言語 ドイツ語

解説文

ヘーゲル(Hegel, Georg Wilhelm Friedlich, 1770-1831)はドイツ観念論を集大成した人物である。本書は、『精神現象学』(1807年)、『論理学』(1812-16年)と並びヘーゲルの代表的著作の一つであり、自由概念と国家の結合という近代国家論を論じたものである。個人が自己を放棄して普遍を支えるという普遍と個との疎外による媒介、社会的関係を固体化・実体化した観念的な幻想が社会的に妥当する結果、観念性が社会的現実性の構成要素になるという物象化論による媒介という、普遍問題に対する社会的アプローチは、マルクスの『資本論』に強い影響を与えた。主格、心身、自他の根源的媒介という発想は、時代を超えて、現代哲学の根本思想となっているし、反歴史主義の性格をもつデカルト主義に対しても、歴史哲学と哲学史を確立したことも、ヘーゲルの最大の功績に讃えられる。

最終更新日時

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